設立趣旨

「ヤマナシクリエイターズリンク」(以下「YCL」)は、創造性にあふれる地域社会をめざして、山梨県内の芸術文化の担い手たちの活動を推進し、活躍の場を広げていく「相談窓口」であり、芸術文化の拠点として「活動支援」「コミュニティ形成」「情報発信」に取り組みます。山梨県でクリエイティブな活動に取り組む皆さんのためのプラットフォームとしてYCLは設立されました。

多様な芸術文化活動を推進することによって、地域社会の創造力が高まり、自然環境や風土、歴史文化といった固有の資源を再発見し、新たな創造のインキュベーションが培われていくのです。YCLは山梨の豊かな未来をつくるために、芸術文化に携わる人材を育み、人と場所が交わるコミュニティを広げ、県内の芸術活動を国内外に発信していきます。

YCLの「相談窓口」では、「山梨県で活動したい」「助成制度を使って活動の幅を広げたい」「発表の場を探している」「地域の課題や資源を芸術表現で考えたい」「作品の協働者を探している」など、山梨県での創作活動に関するご相談を受け付けています。

3つの活動

  • 活動支援

    山梨県内でのクリエイティブな
    活動を支援します。

    多様な芸術表現活動とその担い手を支援するため、芸術家やクリエイター、芸術文化団体等に向けての相談窓口の設置、補助金等の活動支援を行い、持続可能で活力のある文化活動を推進します。
    対象分野は、美術、音楽、演劇、映画、映像、パフォーマンス、伝統芸能、文学、建築、インターメディア(複合)などジャンルを問わず、芸術文化の活動全般です。

  • 情報発信

    芸術文化に関わる情報を収集し、
    国内外に発信します。

    県内の文化資源についてのデータベースを構築し、人、組織、施設、場所などの情報を収集し、WEBサイトやソーシャルメディアを用いて情報発信を積極的に行い、文化資源に関するアーツコンシェルジュの役割を担います。
    県内の文化芸術の活性化を図るために、県内で開催される展覧会、演奏会、上映会、ワークショップ、イベントなどの最新情報を、さまざまなメディアで広く発信していきます。

  • コミュニティ形成

    芸術文化の担い手と県民との
    相互交流を促進します。

    県内にさまざまな文化活動の拠点があり、多くの担い手が身近にいることを共有し、生活圏や暮らしの中で芸術文化との関わりを見出していく地域社会を構築します。
    芸術文化創造に携わる人々の連携・協働を推進していく基盤を目指し、YCLは「クリエイターズリンク」というコミュニティ形成の促進を行います。

    主な芸術文化関係者=アーティスト、実演家、俳優、制作者、デザイナー、技術スタッフ、アートマネージャー、研究者、キュレーター、スペース運営者、芸術文化団体・グループなど

相談窓口

―こんなお悩みはありませんか?―

  • ⼭梨県で創作活動・
    発表の場を探している

  • 申請可能な助成制度を知りたい

  • 県の後援申請を行いたい

  • 地域の無形⺠俗⽂化財や
    伝統芸能をもっと知ってもらいたい

  • 集客に繋がる広報について
    アドバイスがほしい

  • 公募に応募してみたい

  • アーティストなどに出演・
    協力依頼をしたい

  • 文化芸術関係者とイベントを企画したいが、どの様に準備を進めれば良いか教えて欲しい

  • 作品の著作権に関することを教えてほしい

アドバイザー紹介

  • 寺崎竜雄

    (公財)日本交通公社 常務理事・観光地域研究部長

    1986年日本交通公社入社。観光分野に特化したシンクタンクの研究員として、観光庁や環境省からの委託業務、地方公共団体が取り組む観光振興の支援業務などを行ってきた。専門領域は、持続可能な観光、観光資源の評価と管理・運営、エコツーリズム。近年は自然観光地の協働型管理や、観光客の行動を誘導・制限するローカルルールに興味を持ち、相変わらず現地調査に励んでいる。主な著書(いずれも分担執筆)に、『自然保護と利用のアンケート調査』築地書館、『観光産業論』原書房、『地域資源を守っていかすエコツーリズム』講談社、『観光読本』東洋経済新報社など。博士(農学)。富山県生まれ。

  • 和田信太郎

    メディアディレクター、東京藝術大学大学院映像研究科 助教

    1984年生まれ。同時代芸術のプラクティショナーとして、アートプロジェクト企画運営、プラットフォーム構築、ラーニングプログラム開発に取り組む。専門はアートプラクティス、インターメディア。展覧会企画、メディアプロダクション、出版編集、教育文化プランニングなど、プロジェクトベースに活動している。主な仕事として、展覧会シリーズ「残存のインタラクション」企画、「尺度の詩学」企画(Kanzan Gallery, 2017-18)、「ワーグナー・プロジェクト」メディアディレクター(2017-)、オンライン・パフォーマンス「往復朗読」プロデューサー(2020-)、ポエトリーキャンプ「連詩林」プロデューサー(2022-)がある。アートセンターおよびプラクティショナー・コレクティヴの「コ本や honkbooks」設立に携わる。東京藝術大学大学院映像研究科助教、RAM Associationディレクター。

クリエイターからのメッセージ